記事一覧

書斎の窓

エッセイと雑誌の紹介です。

有斐閣さんが出している「書斎の窓」という雑誌に、「人新世におけるアジアの持続可能な未来」というエッセイを掲載していただきました。

「アジアの未来を語ること」という連載シリーズの第4回として執筆したものです。連載は、私を含め、2年前に出版された『現代アジア経済論―「アジアの世紀」を学ぶ』の執筆陣によるもので、出版後に急激に変貌しつつあるアジアの状況やその未来をどうみるかが様々な視点から語られています。

なお、雑誌は「大学人・読書人のための雑誌」というコンセプトのもとで発行されており、新刊情報の提供に加えて社会科学・人文科学にまたがる学際的な情報誌としての役割を果たしています。私も拝読しておりますが、本連載シリーズ以外にも、「都市・地域のいま」をさがしたり、「BL(ボーイズラブ)」について語ったりと、興味深いエッセイやコラムが掲載されています。

Web版は、バックナンバーも含め、下記のリンクから電子ブックにアクセスして読むことができますので、興味がある方はぜひアクセスしてみてください。

2020年09月15日

新刊の紹介

 

暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしですか。

例年この時期は、フィールド調査や学会の目的で海外出張が多く入るのですが、今年は全く出かけられないので、仕方なく?執筆活動に勤しんでいます。

さて、執筆つながりで恐縮ですが、アジア経済論の新刊紹介です。発展著しい東アジア・東南アジア経済の現状と課題を、よくありがちな国別の記述ではなく、「圧縮された経済発展」や、グローバル経済のダイナミズムを体現する「コネクティビティ(接続性)」の概念を用いつつ、地域全体をイシュー別に串刺しして論じている斬新なアジア経済論です。私も、12章(Ch.12: Environmentally Challenged Asia: in the Context of Backwardness and Diversity)を執筆しています。

興味のある方は、上のフライヤーをご覧ください。

2020年08月21日

facebook

すっかり暑くなりましたが、いかがお過ごしですか。

さて、このたび当研究室のfacebookページを作成いたしました。まだ何も記事がありませんが、今後このウェブサイトと連携しながら、少しずつ記事をアップデートしていこうと思っています。研究室の現役メンバーはもとより、卒業生やメンバーにゆかりのある方などが集える場になれば幸いです。

当ウェブサイトのトップページにリンクを張っていますので、ぜひ一度訪問してみてくださいね。

2020年07月22日

よかった探し

なかなか機会がなく、久々の更新になってしまいました。みなさんお元気ですか。

最近段階的に解除が進んでいるとはいえ、大学はいまだ活動を制限された状態にあります。第1学期の講義もオンラインで行うことを余儀なくされ、出張や研究活動は原則として中止、様々な会議もオンラインで行っているという状態です。

私もこの2か月ほど、ほとんどの活動を在宅勤務という形で行ってきました。オンライン講義の資料をつくったり、論文や本や雑誌の原稿を読んだり書いたり、大学のさまざまな運営会議に参加したりといった活動です。

起こってしまったことは仕方がないので、これを新たな経験としてポジティブに受け止めてこの2か月を過ごしてきましたが、本当にいくつかよかったと思えることがあります。

その1つは、環境と準備さえ整えば、オンラインでできることは意外と多いということです。特に講義に関しては、デメリットがあるのはもちろんですが、意外と対面授業にはないメリットもあるかもと考え始めています。もちろんこれは、対面授業が要らないということではありません。むしろ、今回の経験は、私たちが対面授業や生のコミュニケーションにどのような意義を見出すかを考える契機になったような気がします。

そしてもう1つは、自分の生活という大枠の中で、職場である大学とのかかわりを再考する契機になっているということです。家にずっといることによって、仕事は仕事、生活は生活、という分離が難しくなり、改めて自分の仕事の意味を模索するような状況が生じています。もちろん、フラストレーションもたまりますが、長い目で見ればこれはよい機会なのかもしれません。

みなさんの場合はいかがでしょうか。もちろん、そんな悠長なことを言っている場合かとお叱りを受けるかもしれません。ただ、こういう時には物事をポジティブに考えることも大事だと思います。みなさんも「よかった探し」をしてみませんか。

2020年06月08日

オンライン講義

今日からオンライン講義が始まりました。

はじめての試みですので、今日はいろいろと大変です。ゼミも当分の間オンラインで行いますが、結局のところやることは変わりません。せっかくなので、オンラインコミュニケーションを楽しむつもりでいきましょう!

2020年04月20日

おめでとう!

卒業おめでとうございます!
残念ながら卒業式はなかったけれど、こうやってけじめをつけられたのはよかったですね。
今後のご活躍を願っています。

2020年03月25日

新型コロナウイルス

 いま、みなさんご承知の通り、新型コロナウイルスの世界的拡大によって、私たちの社会や経済が大きく混乱しています。大学もその例外ではありません。この未曽有の事態にどう対処すべきか、残念ながら今のところ私たちに明確な答えはなく、各家庭から国際機関に至るまで、それぞれが試行錯誤しているのが現状です。もちろん、今後私たちの生活や世界のあり方がどう変わってしまうのかということも、しばらくたってからでないとはっきりは見えてこないでしょう。

 このように不確実な世の中ですが、1つだけ確実にいえることがあります。それは、私たちがこの経験から何かを学ばなければならないということです。今回の事態によって、不幸にも感染してしまった方はもちろん、多くの方が不安で不便な生活を強いられたり、大きな迷惑や被害を被ったり、苦痛や差別や偏見にさいなまれたりしていると思います。しかし、苦難の中でも(あるいは苦しいときこそ)、何が起こっているのかを冷静に観察し、自分の頭で考え、人の言葉に耳を傾けることで、何かを学び取ることはできるのではないでしょうか。

そのような意思こそが、私たちの生活を豊かにし、世界を一歩一歩前に進めてくれるのだと思います。

2020年03月20日

3年生の分野演習報告書

このたび、3年生による分野演習の報告書「セクシュアルマイノリティに対する取り組みの現状~岡山大学に焦点をあてて~」が完成しました。分野演習は第3学期の履修科目ですが、その期間をこえてインゼミ発表(12月)や報告書執筆に時間を割いてきました。

まだまだのところはあるものの、よく頑張ったと思います。卒業論文執筆のよい練習になったのではないでしょうか。4月からは4年生、卒論執筆も含め、学生生活を大いに楽しんでください!

2020年03月13日

おつかれさま

4年生から花束と記念品をいただきました。どうもありがとう!

段取りをしてくれた3年生にもお世話になりました。来年度はあなたたちの番です!

みなさんの将来に幸あれ。おつかれさまでした!

2020年03月05日

卒論発表会

今年度の卒論・修論発表会が無事終わりました。

当分野からは、4年生の神保直哉さんと福田菜々子さんが、それぞれ「「開発型」ご当地グルメの特徴と開発の地域差ー兵庫県加古川市と岡山県備前市日生町を比較してー」、「ガバメントクラウドファンディングを活用した社会的事業の資金調達」というタイトルで発表しました。

朝から夕方まで、長い1日だったと思います。滞りなく行うことができたのは、発表した4年生だけでなく、会をサポートしてくれた3年生や院生のおかげでもあります。なにはともあれお疲れ様でした!

2020年02月21日

経営系合同ゼミ

今年度第2回の環境経営学系合同ゼミを1/15に行いました。

当分野からは、4年生2名とM2生1名が研究の進捗状況を発表しました。特に4年生の2名は、卒論提出と発表会まであと1か月余りになりました。今回明らかになった課題を克服して、素晴らしいラストスパートをみせてください!

2020年01月17日

住民のみなさんとのワークショップ

12月中旬に、タイのコンケンに行ってきました。

「塩害」や「塩とともに生きる人々」に関する現地ワークショップに参加してきました。写真は調査でお世話になっている村のお寺の講堂で撮ったものです。大学の研究者や学生、お役所からの来賓、そして地域住民のみなさん(こどもたちも!)に集まっていただき、研究の進捗や地域の現状などについて議論しました。

このような催しに参加すると、よい意味でも悪い意味でも、研究者やお役人の視点と地域の人たちの視点との違いにはっとさせられます。それぞれの違いをうまく生かせるような交流が今後できるとよいと思いました。

2019年12月26日

今年のインゼミ

今年のインゼミは、東京都の多摩スポーツセンターで行いました。

インゼミでは、毎年3年生が分野演習の取組みを発表しています。今年からは、イシューベースの課題探求にやり方を変えてみました。

今回は、3年生3名(土屋さん、長岡さん、溝江さん)が参加し、「だいじょうぶ?岡山大学~セクシャルマイノリティへの取り組みと学生意識~」というタイトルで分野演習の成果を発表しました。大勢の初対面の人たちのなかでの発表は緊張したと思いますが、よく頑張ったと思います。フロアからの鋭い質問にも堂々と答えていました。

大変だったと思いますが、他大学の人との交流も含め、よい経験になったのではないでしょうか。お疲れ様でした!また、ホストとして迎えてくださった明治大学の岡ゼミのみなさん、どうもありがとうございました!

2019年12月23日

環境と社会運動

新刊ほやほやの本の紹介です。

鉱物資源の採掘、森林の開発や保全、ダム開発など、天然資源の開発や保全プロジェクトが世界各地で実施されています。これらの多くはその地域や国の経済・社会を発展させるために計画されたものですが、計画通りの便益を社会にもたらしていないものや、一部の人々に大きな負担を強いているプロジェクトもあるため、このようなプロジェクトを批判的にとらえ、行動する人たちも数多くみられます。本書では、天然資源開発や保全に関連する社会運動の現状と課題が、アジア、アフリカ、アメリカおよびヨーロッパの事例から論じられています。

ちなみに、私も第5章(下記タイトル)を寄稿しています。ベトナムのPES(環境サービスへの支払)に関する事例です。

Ubukata, F. and Hoang, T. Q. 2020. “Local Struggles for the Coproduction of Natural Capital: Payment for Forest Environmental Services in Central Vietnam”, In Devlin, J. F. ed. Social Movements Contesting Natural Resource Development. Routledge, Abingdon and New York. 83-97.

興味のある方は、下記のフライヤーをご参照ください。出版社サイトから購入すれば割引も可能です。

 

2019年11月10日

居酒屋にて


第3・4学期が始まりました。元気に励みましょう!

2019年10月08日

酒と魚と塩とおっちゃん

タイに行ってきました。

場所は東北部のコンケン県にある農村です。今年3月のブログ記事にも書きましたが、内陸部にあるこの地域では、人々は農地の塩害に悩みながらも、塩を資源として活用するなど、環境を賢く利用してきました。まさに「塩とともに生きてきた人たち」です。

調査の合間に、私たちを興味深げに眺めているおっちゃんたちをみつけました。

みると、そのうち1人は3月にインタビューをしたおっちゃんでした。おっちゃんは少し酔っていて、バケツを抱えていました。バケツの中には写真のような小魚が。今は雨季、水をたたえた塩だまりでとってきたそうです。魚の多くはティラピアだそうですが、他のも混ざっているように見えます。いわく、塩水なのであまり成長しないとのこと。それでも、暇を見つけては彼らは塩だまりに魚をとりに来ます。

これから家に帰って、この魚たちを肴にもう1杯やるのでしょう。

酒と魚と塩とおっちゃん。彼らとラオカオ(泡盛のような現地のお酒)を酌み交わしたら、これらと私たちの関係にどんな化学反応が起こったでしょうか。

彼らのお酒のお誘いを断らざるをえなかったのが、ちょっぴり悔やまれる1日でした。

2019年10月02日

ベトナムで学び働く

ベトナムに行ってきました!

もちろん仕事で行ってきたのですが、卒業生にも会ってきました。写真の左側に写っているのは現地留学中の渡邉大樹君で、右側は卒業生の池田佑子さんです。池田さんは、1年間のベトナム留学を経て、私の旧所属分野である国際農村環境学分野を2018年に修了し、人材紹介や人事労務関係のコンサルティングをする会社に勤務しています。

日本では、大学3年生や大学院1年生(修士課程あるいは博士前期課程)になると日本で就活して、内定もらって…という流れが当たり前になっていますが、なかには彼女のように、日本で就活をせずに直接現地に飛び込んで仕事をする人もいます。学生のみなさんには、自分の住んでいる狭い世界にとらわれず、こんな選択肢もあるということをぜひ知っておいてほしいと思います。

この日は3人で夕食を食べに行き、よもやま話に花を咲かせました。二人とも、ホーチミンでの生活を満喫しているようでした。ちょっとうらやましいです…。

 

2019年09月18日

インターン生が帰国

6月から当研究室に来ていたフランスからのインターン留学生2名が、先日帰国しました。

オリビアは、日本のエネルギー政策についてレビューし、岡山大学の学生たちのエネルギーミックスに対する知識や意見を調査しました。アンドリーは、文献レビューと現地訪問から、児島湖における水質汚染とその対策、現場での実施上の課題等を整理しました。

2名とも、外国語の文献資料が限られるなど、言語の壁に直面するなかで、いろいろ試行錯誤しながら課題に取り組んでいたのが印象的でした。

今回、インターン生の受け入れは初めてだったので、至らないことも多々あったと思います。ただ、教室や実験室のなかだけでない、現場の状況や人々の思い(しかも異国の)に、多少なりとも触れることができたのではないでしょうか。当研究室での経験が、今後少しでも役に立ってくれることを願っています。

 

2019年08月30日

児島湖

フランスからのインターン生による実習の一環で、児島湖の水質対策に関するヒアリングと見学に行ってきました。

締切堤防管理事務所と岡山県児島湖流域下水道浄化センターを訪問した後、県庁の方のご説明をうけてディスカッションをしました。写真は下水道浄化センターで写したものです。

おかげさまで、彼らも児島湖に関する様々な情報を得ることができたのではないかと思います。県庁の佐々木様、杉田様をはじめ、関係者の方々にお礼申し上げます。どうもありがとうございました!

ちなみに、お昼には児島湖でとれたウナギを食べました。とてもおいしかったです!

 

2019年08月10日

太陽光発電所

先日、インターン生や院生たちと、瀬戸内市にある瀬戸内Kirei太陽光発電所に行ってきました。

日本最大級のメガソーラー施設です。戦後の干拓事業で塩田となった場所を活用しています。

日本の施設とは思えない巨大さにみんな圧倒されていました。案内してくださった荒木事務所長、どうもありがとうございました!

2019年08月01日

夏の札幌

このところ、なぜか札幌出張が多くなっている生方です。

夏の北海道は、すばらしいですね。雄大な自然に、おいしい食べ物。毎回行くのが楽しみです。

先日は北海道大学で講義をしてきました。その前日に、スタジオで講義のビデオ収録もしたのですが、情けないことに緊張して何をしゃべったのか覚えていません。。。学生を前に話すより、スタジオで機器を前に話すほうがずっと緊張しました。

教育のIT化が進む現在、今後はこのような機会も増えてくるかもしれませんね。

ともあれ、みなさまお世話になりました!

2019年07月25日

フランスからのインターン学生

6月から、研究室に2名のフランス人インターン生を受け入れています。アンドリーとオリビアです。8月まで当研究室に所属します。

岡山へようこそ!ここでの日々を楽しんでくれることを願っています。

2019年06月28日

森林と文化


新緑がまぶしい季節ですね。

私(生方)は、森林浴にはうってつけのこの時期が1年で一番好きです。普段都会に暮らす人間にとって、森林は様々な「癒し」を得ることのできる場所ですよね。

さて、やや強引な前振りで恐縮ですが、このたび「森林と文化ー森とともに生きる民俗知のゆくえ」という編集書籍を上梓いたしました。森林という自然がもつ文化的な意味を「民俗知」という概念から切り取り、国内外のさまざまな事例から「民俗知」のゆくえを考えることで、科学技術や経済の発展が著しい現代社会における森林と人間とのかかわりを描き出そうとする試みです。

詳しい情報は下のリンクをクリックしてください。

 

民俗学、文化人類学、森林政策学、地域研究など、さまざまな専門分野からなる執筆者が、アジアやアフリカの狩猟採集民、北米の先住民、日本のマタギ、和紙栽培の現場など、みなさんの知らない世界へと導いてくれます。また、キノコやエコツーリズムといった、私たちになじみのあるテーマの章では、ありふれた自然や文化の奥深さを私たちに気づかせてくれます。

秋だけでなく、春も読書にはよい季節です。興味のある方は、ぜひとも本書を片手に森へ出てみてください。私たちと自然とのかかわりについて、きっと新たな気づきが得られると思います!

 

2019年05月25日

新歓パーティー

 

少し遅くなりましたが、4月からゼミに参加している研究生の張琳琳さんと、このたび研究室に分属が決まった3年生3名の新歓パーティーをしました。4か国語が飛び交う中で、3年生は最初ちょっと緊張しているようでしたが、すぐに打ち解けたようで、楽しいパーティーとなりました。ちょっと飲みすぎた人もいたようですが、大丈夫ですか?気を付けてくださいね。

何はともあれ、これからよろしくお願いします。みんなで楽しい研究室をつくっていきましょう!

2019年05月24日

読書の春

 

新学期が始まり、今年こそは本を読むぞ!と考えている方もいらっしゃると思います。

これからゴールデンウィークも始まりますので、そんな方にはちょうどよい時期ではないでしょうか。

ところで、岡山大学生協が、大学の教職員有志によるおすすめの本を集めて、毎年「学生にすすめる本」という冊子にまとめています。このたび2019年度版がでたようですので、興味のある方は生協で入手してみてはいかがでしょうか(もちろんタダです)。パラパラと読みましたが、なかなか良い本がそろっていますよ。

ちなみに、私も3冊ほど推薦しています。どんな本を選んだのかは、ナイショです。

 

 

2019年04月25日

新年度のゼミが始まりました!

表題の通り、新年度のゼミが始まりました。

今年度から、新たにウェブ会議システムを導入しました。これによって、遠隔地にいるメンバーもゼミに参加できるようになりました!今日初めて試してみましたが、使い勝手は上々です。

メンバーのみなさん、これでゼミから逃げられなくなりましたよ(笑)。

2019年04月11日

サラワク

半年ぶりのサラワク調査です。

MSPO(Malaysian Sustainable Palm Oil)というパーム油の認証制度が普及することで、現地の産業や地域社会がどう変わっていくのかを調査しています。例によって、いろんな人たちに会って様々な話をしてきました。

写真は市場で購入したイノシシです。

2019年03月26日

塩とともに生きる人々

 

タイ東北部で塩づくりをする村に行ってきました。

この地域は長年塩害に悩まされていて農業の生産性も低いのですが、一方で、塩は人々にとってなくてはならない資源でもあります。この地域では、パーデーク(これは方言です。タイ標準語ではプラーラーと呼ばれます)と呼ばれる魚の塩漬けが郷土食となっていて、これをつくる際に地域でつくられた塩を使うほうが、海水由来の塩を使うよりもずっとおいしいそうです。自然が「恵み」になるのか「害」になるのかは、人々や社会がそれを生活の中でどうとらえるかによるところも大きいのですね。

この村の人々は、塩だまりという環境を賢く利用して塩をつくり、生活の糧にしてきました。しかし、塩は単なる「生活の糧」以上の文化的な存在であるようです。彼らが塩にまつわる様々な言い伝えを残していて、それを後の世代に伝えていることがわかりましたし、最近はする人が少なくなっているこの塩づくり自体を後世に残したいとも考えているようです。

環境保全には人々の協力が不可欠です。そのために、環境を守る行動が経済的にペイするような技術や制度を普及することが重要だといわれています。もちろんそれはその通りなのですが、価格等が変わってしまってペイできなくなれば、その行動がなされなくなってしまうという問題も抱えています。もし人々に環境保全活動に協力してもらいたいのであれば、究極的には、今回訪問した村のように、その活動が自分たちの文化(もちろん文化も変わっていきますが)と結びつくことが重要なのではないでしょうか。

そんなことを考えながら、家路につきました。

2019年03月12日

追いコン


みんないい笑顔ですね!おつかれさまでした!4年生からは手紙もいただきました。とても励みになります。どうもありがとうございました。

2019年02月25日

卒論・修論発表会

卒論発表会・修論発表会を、それぞれ2/19、2/21に無事終えました。

当分野からは、4年生が4名とM2が1名の、計5名が研究発表を行いました。みなさんおつかれさまでした!

2019年02月22日

第2回経営系合同ゼミ

年が明けて、2019年になりました。

1月16日に、今年度2回目の経営系合同ゼミを行いました。当研究室からは、4年生4名とM2の1名が研究発表を行いました。現時点で研究が順調に進展している人もいれば、お尻に火がついている人もいるのですが、どちらもこれからがラストスパートの時期です。悔いのないように頑張りましょう!

2019年01月21日

忘年会

研究室の忘年会の様子です。古林さんの誕生日と崔さんの結婚のお祝いを兼ねて行いました。

おめでとうございます!今年1年おつかれさま。来年もよい年にしましょうね!

2018年12月19日

インゼミ

今年もインゼミ(大学間合同ゼミ)を無事終えることができました!

今回は12/15-16に埼玉大で開催され、3年生の3名(海老野さん、神保さん、福田さん)が美作市で行った地域実習の結果を発表しに行ってきました。3人とも、他大学のハイレベルな発表や学生さんとの議論がとても刺激になったようです。もちろん、発表会やグループ討論だけでなく、パーティーを通して親睦を深めることもできました。ホスト校としてあたたかく迎えていただいた埼玉大の遠藤先生とゼミの学生さん、本当にお世話になりました!

ちなみに、写真は2日目に宿で行ったグループ討論の様子です。かるた遊びではありません。

2018年12月17日

講演

生方です。11月はいろいろと忙しかったのですが、講演も2つほどしてきました。

1つは、学科のホームカミングデーでの父母向け講演で、「「持続可能な社会」を生きるー東南アジア社会から学ぶ「生存の技法」」というものです。依頼された通り、研究内容に関連して紹介したいことを簡潔に話したつもりでしたが、なんだかんだでやや難しい話になってしまっていたと思います…。反省。

もう1つは、岡山学芸館高校のスーパーグローバルハイスクール(SGH)の一環として行った講演で、「環境と貧困―東南アジア農山村の現場からみえてくること―」というものです。こちらは、最初から高校1年生向けとしてはやや難しい内容だと思っていましたが、予想に反して(?)、学生のみなさんがいろいろと質問してくれたのが印象的でした。

いまさらながら、人に何かを伝えることの難しさを身に染みて感じています。日々精進ですね。

 

2018年12月06日

地域実習(美作市)

 

10月25-27日に、環境地理学分野と合同で、美作市に地域実習に行ってきました。3年生とM1の学生が対象で、日本の農村を知ってもらうために、留学生の一部も同行しました。写真は、上山地区の地域おこし協力隊の方と棚田の作業をした時に撮ったものです。みなさん、お世話になりました!

実習では、参加者がそれぞれ地域(毎年異なります)にある課題をテーマにして現地調査を行い、レポートに仕上げていきます。4年生で卒業論文を作成するための予行演習という位置づけなので、なかなかうまくいかないことも多く、準備期間も短いので大変です。でも、フィールドワークの醍醐味である「現場から学ぶ」という姿勢を体感できるよい機会なのではないかと思っています。

現地の方々には、毎回こちらの準備がなかなか整わずにご迷惑をおかけしています。どうぞ学生たちの成長を、長い目で見てやっていただければと存じます。

2018年11月02日

久々のラオス

10月半ばに、久々にラオス・ビエンチャンに行ってきました。というか、帰ってきました。なんと4年ぶり!滞在期間はたった3日間の弾丸ツアーでしたが、街がだいぶ変わったことがよくわかりました。古い知り合いが大学のお偉いさんになっていたりして、月日が着実に過ぎていることを改めて実感しました。

ラオスでは、留学フェアで岡山大学のことを宣伝してきたのですが、学生さんたちの熱心で希望に満ちたまなざしが印象的でした。近い将来、岡山大学にラオスからの留学生がもっと来てくれたらと思っています。

 

2018年11月02日

新学期と講演

10月から新学期が始まりました。講義も始まり、新たな気持ちで大学に来る人も多いのではないでしょうか。私(生方)も、気持ちを新たに今学期に臨もうと思います。

ところで、10月5日に兵庫県立柏原高校で講演をしてきました。受講者は高校1年生や2年生で、反応の初々しさが印象的でした。今後の進路をいろいろと考えているためか、講演者である私へまなざしは真剣そのもの。私の話が、少しでもみなさんの役に立つとよいのですが。何はともあれ、おつかれさまでした!

2018年10月09日

スラウェシ島地震・津波

9月28日に、インドネシアのスラウェシ島でM7.5の大きな地震がありました。津波も発生して多数の犠牲者が出ているようです。私(生方)は2017年に被害の最も大きいパルの街を訪れたことがあり、短い期間でしたが海辺のホテルに滞在しました。ホテルから見る早朝の海はとても静寂で、水面が朝日を浴びて神々しいほどに輝いていたのが印象に残っています。

ホテルの従業員さんたち、現地で交流した人々、お世話になった方々…無事だとよいのですが。日本からもネットなどでさまざまな募金活動がすでに始まっています(私も少しばかりですが寄付いたしました)。現地の皆さんが適切なサポートを受けられ、この困難な時期を乗り越えられるよう願っています。

 

2018年10月03日

ベトナム・フエ大学での集中講義

 

ベトナム・フエ大学で集中講義をしてきました。みんな楽しそうですね。フィールド調査もディスカッションも、熱心に取り組んでいました。おつかれさまでした!

 

 

2018年10月02日

マレーシア・サラワクの調査

9月中旬にマレーシア・サラワク州に現地調査に行ってきました。共同研究をしている大阪市大の祖田先生、久留米大の葉山先生、サラワク在住のロギーさんの後にくっついて、アブラヤシを小規模に植えている人たちの組織や会員の村人たちに色々と聞き取りをしました。3人のバイタリティに、私(生方)はついていくだけで精一杯!みなさん、お世話になりました。

写真は、サゴヤシと呼ばれる植物からでんぷんをとるための作業です。アブラヤシとは直接関係ありませんが、村の女性たちがおしゃべりをしながら楽しそうに作業しているのが印象的でした。

2018年10月02日

BBQパーティーと花火!

夏休み中とあって、参加者はそれほど多くありませんでしたが、研究室のみんなと楽しいひと時を過ごしました。幹事の吉田さん、いろいろ作業をしてくれた古林君をはじめ、みなさんありがとうございました!

2018年09月07日

インド洋津波から14年 被災者への聞き取り調査

先日、タイのパンガー県に、2004年スマトラ島沖地震による津波の被災者を訪ねました。

14年もたって、かつての被災地は復興が進みました。海辺のリゾート地などは、まるで大災害などなかったかのようなたたずまいをみせています。でも、調査を通じてそこかしこに津波の残した爪痕を確認することができました。

特に復興が難しいのが、人間の心や生活です。被災者のなかには、心の傷を抱えていたり、津波に大きく人生を狂わされていたり、関連するさまざまな困難にぶちあたったりして、依然として苦しんでいる人がいることもわかりました。彼らにとっては、津波はまだ過去の出来事ではないのですね…

一方で、被災以前よりも生活がよくなったり、被災後のさまざまな支援をきっかけに、新たな道を力強く歩んでいる人たちもいました。彼ら曰く、「危機が機会になった」そうです。「でももう二度とごめんだ」と付け加えてはいましたが。

今日までのほほんと生きてきた私には、彼らの心情を正確に推し量ることは到底できそうにありません。でも、調査を通じてそれぞれの人生に共感するとともに、「しっかりせい!」と私の人生の「ゼンマイ」を彼らにキリキリ巻かれたように感じました。

この夏、日本でも災害が多発しています。彼らの生きざまは決して他人ごとではありません。私たち日本人が災害にどう向き合うべきか、改めて考える機会となりました。

2018年09月07日

オープンキャンパス2018

岡山大学では、8月9日(木)と10日(金)にオープンキャンパスを開催します。高校生の皆さんには、ぜひこの機会に私たちの大学に遊びに来ていただければと思います。

ちなみに、私(生方史数)は、「紙はどこから来たの? 私たちと世界とのつながり」というミニ講義を、8月9日の11:55-12:30に環境理工学部棟105号室で行います。

環境問題はもとより、私たちと世界とのつながりについて考えてみたい高校生の皆さん、よかったら聞きに来てください!

2018年08月06日

ベトナム調査と北大での講義

こんにちは。教員の生方史数です。7月13日より2週間ほど、ベトナムで山村経済の変容とPFES(森林環境サービスへの支払)のインパクトに関する調査をしてきました。今年3月に行った調査を別の村で行ったのですが、同じ地域なのに、前回の村といろいろと異なる面が多く、非常に興味深い調査になりました。

また、帰国後にすぐ北大で講義と講演を行いました。体調を崩していたのですが、なんとか無事こなすことができてほっとしています。みなさん、お世話になりました!

2018年07月31日

経営系合同ゼミ

昨日、今年度の経営系合同ゼミ(第1回)を行いました。当分野からは4年生4名が発表し、現地調査で不在のTanさんはレジュメのみの提出となりました。

就活などもあって大変だったと思いますが、よく頑張ったと思います。でも、本番はこれからなので、心してくださいね(笑)。なにはともあれ、お疲れさまでした!

2018年07月12日